◆ 欧州教育事情視察研修 ② オランダ編 №2 デ・ビスハール小学校 ◆
2015年04月09日
続いて イエナプラン教育をおこなっている デ・ビスハール小学校(公立 無宗教)(アムステルダムから東に1.5時間程)を訪問しました。
閑静な住宅街の中にある小学校でした。近くのスーパーまで迎えにきてくれた校長先生は、穏やかな温かい印象でした。
自然の中で子ども達の教育をと願い、校庭の一角には、たくさんの樹木が植樹されていました。
玄関を入ると、千羽鶴など様々なモニュメントが飾られ、日の丸のポスターが貼られ、私たちを温かく迎えてくれました。
校長先生から室内の環境や昼休みの過ごし方、1週間のカリキュラム、その取り組み方についての説明がありました。
ランチタイムになり、子ども達は昼食をとりにいったん家に帰りました。
その間、現地の先生と歓談、ランチをいただき折り紙コマや紙風船を楽しみながら交流をしました。
午後から授業参観。4・5・6歳児の教室では、サークル活動をしていました。
テーマは『長い・短い』グループリーダーが紐やヘビのイラストを使って子ども達に長さについての認識への学びを提案し、
それについて子ども達が意見を交換したりなどサークル対話が行われていました。
これからの活動を自分で選択し、ボードに貼っていき、グループリーダーの『考えて』の合図にサーッとあちこちに…。
自分の選んだ活動に向かっていました。
2人ペアになり机に向かっている女の子。1人が指示を出し、もう1人が指示を聞き絵を描きます。
この行為を順番に行いながら絵を完成していくという共働作業も見る事ができました。
部屋には信号がありました。赤の点灯は、グループリーダーは今、個別の対応をしているので話しかけないで、
黄色は、小さな声ならいいですよ、青は、全然大丈夫いつでもOKよ という意味をもつとのこと。
状況把握の際に子ども達への気づきを導く手段でもあるようです。
それぞれの教室では、それぞれのテーマで授業が展開されていました。
小学校の様子です。
玄関のホールには、千羽鶴や国旗が飾られ、私たちを迎えてくれました。
ランチをいただきながらの交流会 折り紙コマゃ紙風船であそびました。
4・5・6歳児の教室 サークルになって、テーマ『長い・短い』について話し合います。
次に何をしたいか選択しボードに示します。
日本の政治など様々な質問を受けました。
英語の授業
千羽鶴の折り方を伝授
デ・ビスハール小学校前にて校長先生と記念写真 手にした封筒には、ココナッツの苗が入っています。
この小学校の教育理念である 『将来良い思い出になるものは 今作るべきである』 印象に残る言葉でした。
校長先生をはじめ、全校の方が、好意的に迎えてくださり、心がとても温かくなりました。
小学校を後にして イエナプラン教育協会本部 に向かい、イエナの教育の実際をレクチャーしていただきました。
こうして、欧州教育事情視察研修は、終了となりました。
帰国後、
オランダの視察先幼稚園の地域新聞がWebに写真を掲載しておりました。
関心のある方は、クリックしてリンク先を表示してみてください。
De Bieshaar